5/26放映 NHK クローズアップ現代 ペットビジネスの闇①

先週5月26日のNHKクローズアップ現代でペットビジネスの闇と題して、
大量生産、大量消費システムによるペット産業の仕組みのひずみとその現実について報道がありました。
ビジネスの儲けの裏で沢山の尊い命が物以下の扱いをうけ、亡くなっています。

その方法は大きく分けて
①行政での殺処分(10万頭、神奈川、北海道 京都以外は多くがガス処分、安楽死ではない)
②殺処分の数字にははいってこないが劣悪な環境で生き殺しにされる。
です。

10年以上この問題にかかわり、団体としても活動をしてきた私にとってもあまりの映像と現状になかなか内容をアップする事ができませんでした(´・_・`)

しかし今回NHKでここまでの映像をふくめ多くの情報が放映されたことは大変大きな意味があると思います。2020年のオリンピックに向けての動きかもしれません。
是非沢山の人に情報をシェアしてください。

今回番組は主に大量生産を維持する為、例えば繁殖に使えなくなった犬猫や、ペットショップで売れ残った生体を一頭2、3万の対価でひきとり、死ぬまで劣悪な環境で生きごろしする「引き取り屋」について報道していました。

耳ダニを放置され、痒くて自分で耳横が大きくえぐれるまでかいて、出血している猫、糞尿だらけのチワワ、低体温と肺炎で意識のないダックスフント。
犬が諭吉(金)にみえると言い放つ業者。

全てのペットショップとは言えないですが、殆どの多頭展示販売をしているペットショップとこれらの犬猫は繋がっています。
私達一般消費者がこのシステムを支えてしまっています。

栃木県にある「引き取り屋」を
日本動物福祉協会さんが愛護法違反で告訴し、こちらもトピックの一つとして取り上げていました。


日本動物福祉協会さんは大変歴史のある団体で、名誉総裁には常陸宮妃華子殿下がいらっしゃり皇族の方も古くから関わられているしっかりした団体です。

毎年チャリティビンゴ大会を開催していて一般の方にも身近な団体でありながら、しっかりと調査をしたり、今回のように行政や司法に訴える活動もしておりまさに骨太で信頼できる団体です。
写真は今年のビンゴの様子です。
調査員の方が状況を説明されていました。