少し間が空いてしまいましたが、犬の殺処分に関する聞き取り調査の結果をお伝えします。先回の②に引き続き残りの関東地方と関西になります。
前回の2回分関東地域と比べると残念ながら
返還・譲渡率が大変低くなっています。
50%を切ったところは赤字にしました。
日本が誇る京都府も低い数字です、担当者に聞くと行政としても問題視しており、
2015年度から新しい愛護センターができ、その施設は土、日も営業をしているそうです。
また昨年度くらいからがガスでの処分はなくし注射または睡眠薬での殺処分に切り替えたとのことでした。
奈良県も返還・譲渡数が低いですが2012年度から殺処分はすべて麻酔や注射で行っているとのことでした。
一方で長い間努力を続けてきた長野県は大変高い返還・譲渡率を保っています。
ボランティアと地域の人々と行政の努力が実を結んでいるよい事例といえます。
基本的に東京都以外はいまだ離し飼いや野良犬の数が多く、捕獲・保護された犬たち
を飼い主が迎えに来ず殺処分されるケースが多いとのことです。
東京都とそれ以外の地域で問題解決の手法が異なると電話調査をとおして痛感しております。
プッチは関東圏、東京23区に絞ってまずは問題解決を具体的に行っていきます。
そのためには飼主さんへの普及啓発と共に
法律の整備や生体販売業者さんの協力が必要不可欠といえます。
次回は四国、中国地方のアンケートをご報告します。
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