ドッグシップ須﨑さまのご厚意でトレーニングの見学をさせていただきました(^^)
今回のトレーニング犬はドッグシップ事務所のお近くの獣医さんヒロ犬猫病院に間借りしている保護犬「ポイ」君でした。ポインターだから仮名「ポイ」くんです。
保護犬にこそ適切なトレーニングが大切です。安全にお散歩ができたり、基本の躾がはいっていれば新しい飼い主さんが付きやすくなります。そのため今回ボランティアでトレーニングをされていました。キャプテンは須﨑さん、担当トレーナーは山岸さんと小川さんでした。
ポイくんはとにかく人好き、ずっとしっぽふりふりで明るく朗らか、しかし人の横について歩く、人の前にでない、というトレーニングははいっておらず、いろんなことが嬉しくて興味津々、コマンダー(人間)に関心がない様子でした。それがトレーナーさんと一緒に歩いたり、コマンドを繰り返されうちに、おちついた動きができるようになったり、人間のほうをちゃんと向いたり、人の横について歩けるようになっていきました。(次の写真から本格トレーニングスタートです。)
ドッグシップさんではやみくもにおやつ(食べ物)をつかって気を引いたり、トレーニングを入れることはなくそれもいいなと思いました。
人間と一緒だと楽しいんだ、ということを経験から学んでもらう。またを同じ動きをしつこく繰り返すことにより「この人にはかなわないんだ」と犬に理解してもらう。トレーナーさんに操られるようにポイくんの動きが美しくなってきて見学していて本当にたのしかったです。
犬は人間次第なんだとトレーニングを見ると痛感します。1回のトレーニングでも違いがでてきます。そして犬も人間がコマンダーになってくれるほうが安心していられるんだな、ということがビシビシ伝わってきます。飼い主もついつい「まあいいか」とトレーニングをスルーする傾向があると思いますが、基礎のトレーニングは少なくとも数回、プロのトレーナーさんにお願いするとよいと思います。飼い主も一緒に学ぶことができますので犬、飼い主双方にとって気づきと、成長が得られるのではないでしょうか。
今回のボランティアトレーニングは地域のつながりから生まれたものでした。
トレーナーさん、獣医師さん、保護団体さん、ボランティアさんと無理なくできる範囲でお互い支えあう横のつながりができていたことは本当に素敵だなと思いました。
このようなことの積み重ねが人間もペットも生きやすい社会づくりにつながっていくのではないでしょうか。またこれだけ捨て犬が絶えないというのは逆に言えば終生飼育が簡単なことではない、ということを意味します。社会全体でそのことも今一度考えていきたいですね。
ドッグシップの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
(写真提供 Ms.Kobayashi)
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