HHSの中に入るとすぐに犬達が目に入ってきます、その他うさぎ、ハムスター等も人の目に触れるところにいます。鶏まで自由に歩いていたりして笑ってしまいます(^^)その奥には広々とした中庭が広がりその先にCat houseとDog houseがあり、一言断ればだれでも中に入り犬猫を見学することができます。多くの犬達は皆人慣れしており「触って、遊んで!」と甘えてきます。まさにWide-Openとはこのことだと誰もが思うほどフレンドリーな環境になっています。犬種としてはアメリカはピッドプルのMIXの犬が多いです。
こちらの施設は1883年にカラカウア王を含めた、動物好きの人々により小さなグループとして創設されました。昨年2013年度は1年でなんと2,500匹のペットを保護しています。月に換算すると約210匹ですね・・オアフでは3軒に2軒の家庭がペットを飼っており、およそ100万人の人が住んでいるといわれています。そのオアフで唯一のシェルターとして非常に大きな活動行使権限をもっているのです。またHHSはその130年の歴史の中で、最初は動物だけでなく孤児も保護し養子縁組をしていたそうです。現在約75名のスタッフが働いており、ボランティアさんもちょこちょこ目にします、皆さん幸せそうです。
会の理念として、HHSははっきりと以下のように述べています。
「我々は年齢、健康状態、行動、病気か健康か、に関わらず、犬、猫、ウサギ、ネズミ、亀、エキゾチックアニマルなど、どの種かも関わらず、全ての動物を受け入れます。」この理念は歴史、経験、財力、環境、諸々が整わないとなかなか貫く事は容易ではありませんが、このような場所が存在するという事自体が希望だと思います。
殺処分を減らしていく大切な軸の1つである保護、譲渡の分野が日本でもより充実していく事を願います。孤児の問題と同じく捨てペット問題も1つの社会問題と捉え、社会全体で多くの市民の皆さんと解決していく必要があると痛感します。そういった意味でもHHSのもつ歴史、手法や理念から我々日本の団体や行政は多く学べるのではないでしょうか?
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